
主な特長
- 2ch 600 MHz任意波形発生器
- 14ビット分解能,1.8 GSa/s,チャネルあたり2マーカー出力
- チャネルあたり128 MSaの波形メモリ
- 内部および外部位相基準を使った振幅変調
- 低レイテンシのトリガとシーケンス分岐のためのクロストリガエンジン
- フィールドアップグレード可 能なオプション
価格
お問い合わせ for pricing information
このUHF-AWGオプションを使うと最高水準の任意波形機能をUHFLIロックインアンプに内蔵できます。これにより、複雑な信号の生成と解析を、プラットフォームに依存しない制御ソフトウェアLabOne®に統合し、自在に操ることができます。
革新的なAWGプログラミングコンセプトにより、UHFLIの600 MHz帯域2信号出力から14ビット垂直分解能でカスタマイズした信号を発生できます。パルスカウンタと時間領域解析のためのデジタイザが検出手段として使えます。測定結果に基づくシーケンス分岐により、フィードフォワード・プロトコルを圧倒的な速度で実現し、量子エラー訂正プロトコルの可能性を開きます。
UHF-AWGの変調機能により、量子コンピュータ、ミックスドシグナルデバイスのテスト、NMR分光など、位相コヒーレンス要求の厳しい測定要求を満たします。
UHF-AWGアップグレードと互換性
- フィールドアップグレード可能
- その他の全UHFオプションとの互換性 1
1 UHF-AWG、UHF-DIGデジタイザ同時使用時に、32 kSaより長い波形において、AWGの最大サンプリングレートが900 MSa/sとなる場合があります。
- 量子技術:量子通信, 半導体スピン量子ビット, RFリフレクトメトリ
- バンド励起方式SPM
- 電気ポンププローブ
- NMR分光
さらに、UHF-AWGは、さまざまな同期および非同期の測定測定ツールセットに対応しています。クロストリガーエンジンは、AWGと内部測定ユニット間の双方向トリガーを可能にし、従来の測定のセットアップで使用していたデバイス間トリガーを置き換えることができます。特に、信号の検出と信号の生成を別々の機器で行うための複雑な同期方法が不要になります。以下の例のように、1つのAWGプログラムから測定操作をコントロールできます。

LabOne シーケンスエディタウィンドウのAWGプログラムにより、波形の再生、多ビットデジタル出力の制御、キャリア周波数のダイナミックな変更が可能です。
このプログラムによって生成されるアナログおよびデジタルAWG信号の例。信号発生と同期してデータ取得(ホモダイン検出)を行います。
LabOneには、幅広い測定および分析ツールセットが用意されています。
- スイーパ ーツールにより、波形振幅、遅延、キャリア周波数、位相などのAWGパラメータへの関連性を簡単に評価できます。
- 連続的なストリーミング測定データは、プロッターツ-ルを使って視覚化でき、AWG信号の効果を詳細にモニタリングできます。
- トリガをかけた測定は、AWG測定での高頻度ショットのような特性にも対応するよう、スコープツール またはDAQツールのいずれかで使用できます。
- Python, C, MATLAB®, LabVIEW™ .NET用のLabOne APIs により、短時間で既存の制御ソフトウェアへの統合を行うことができます。
波形の生成・変調・掃引
UHF-AWGオプションには2つの出力モードがあります。
- ダイレクト出力モードでは、波形はDC結合の信号出力に直接出力されます。128 MSa波形メモリと14 bit, 1.8 GSa/s D/Aコンバータにより、高分解能パルス波形の生成が可能で、広範囲のデバイステスト条件の再現や、信号経路で発生する歪みの補正が可能です。
- 振幅変調モードでは、各AWGチャネルは内部発振器によって生成された正弦波信号に変調します。これによりシーケンサと一般的なパルスエンベロープを使用して、位相コヒーレン トなパルスパターンが最適に生成できます。この機能がなければ、波形全体をアップロードする必要があるため、時間が節約され、スループットが向上します。またキャリア信号ののパラメータによる変更は、位相や周波数の頻繁なチューニングが必要な場合に役立ちます。NMR分光法のような用途では、測定器の最大帯域幅となる600 MHzで長いパターンを使いますが、信号よりも低いサンプリングレートでエンベロープを指定することで波形サイズを小さくすることができます。
変調とトリガに関する機能の詳細については、こちらをご参照ください。UHF-MFマルチ周波数オプションを使うと、パルスシーケンス内で最大8つの周波数間の高速スイッチングと、外部I/Qミキシングに最適な正確なチャネル間位相制御を可能にし、変調機能をさらに強化します。
UHFLIの内部発振器は、信号生成と信号検出の両方の参照信号となり、UHF-AWGオプションと組み合わせることで、パルスレーダーなどの用途の位相測定の手段としての可能性が広がります。またダイレクト出力モードと振幅変調モードの両方で、アナログ信号と同じ時間分解能のデジタルマーカー信号をチャネルあたり2つ生成できます。
UHF-AWGオプションにより、UHFLIは、スキャン振動測定、高いQのレゾネータテスト、バンド励起SPM、レーダー等のための周波数チャープ信号生成に新しいアプローチが可能です。周期チャープ信号の直接出力は高速で高分解能の周波数応答測定に適しています。振幅変調モードとUHF-MFオプションを組み合わせることで、PLL等で自在に制御された発振器周波数を中心としたチャープ信号を発生させることができます。最後に、AWG シーケンサで発振器周波数を掃引することで、波形メモリの使用量がゼロで、長いチャープ信号を生成することができます。
測定検出方法
UHF-AWGオプション付きのUHFLIでは、同じ計測器内にある様々な信号測定検出方式を使えます。
- 5 MHzの測定帯域幅を持った位相敏感検出により、パルスドRF測定が可能。
- UHF-CNTパルスカウンタ・オプションにより、最大225 MHzのレートのPMTまたは同様のパルス状信号を簡単に捕捉。
- LabOneのスコープツールとデジタイザーツールにより、波形に対するシステムの応答を直接視覚化。掃引してリークのないFFTにより周波数応答を測定。
- スペアナツール により高分解能で周波数が測定可能。
- UHF-BOXボックスカーアベレージャ オプションで、低デューティサイクルの高速周期信号 を正確に分析。
シーケンスの分岐とフィードフォワード
LabOne AWG シーケンサの分岐機能を活用することで、32ビットデジタル入力の状態などの外部条件や、復調信号の直交値などの内部条件に基づいて次の波形を選択することができます。下記のフロー図のように、さまざまなアプリケーションの分岐条件を柔軟に定義できます。ローレベルのデジタル信号処理を必要とせず、いくつかのシーケンサコマンドだけで、サブマイクロ秒のフィードフォワード時間を達成することができます。
この例では、高速フィードバックプロトコルの信号パスを示しており、復調と条件分岐を含むプロトコルでも1 μs以下のフィードバックのレイテンシが実現できます。また、AWGに直接トリガした場合、150 ns以下の遅延時間を実現できます。
Arbitrary waveform generator
| Channels | 2 |
| D/A conversion1,2 | 14 bits, 1.8 GSa/s |
| Waveform memory1,2 | 128 MSa per channel |
| Sequence length | 1024 instructions in core memory + dynamic extension |
| Output modes | Amplitude modulation, direct output, 4-channel aux output |
| Conditional branching input signals |
32-bit digital input, trigger input, internal trigger (lock-in, scope, counter) |
| Conditional branching feedback latency |
< 1 µs |
| Sequencer output | UHF analog output, 2 markers/channel, 32-bit digital output, auxiliary output |
| Trigger delay to output | < 150 ns |
| Trigger uncertainty | 2.2 to 4.4 ns |
1 UHF-AWGオプションをUHF-DIG デジタイザオプションと同時に使用すると、AWGサンプリングレートまたは波形メモリサイズのいずれかが低下します。
2 32kSaを超える非繰り返し波形を2チャンネル同時に出力する場合、最大サンプリングレートは900MSa/sとなります。
UHF-AWG Q&A
LabOne AWGシーケンサでは、多くのAWGのようにシーケンスをマシン語の命令のテーブルとして積み上げるのではなく、読み書きしやすいC言語由来の高レベル言語で編集することができます。LabOneでは波形生成ツールが付属しており、この作業を別の波形生成ツールやサードパーティ製ソフトウェアに分けて行う必要がなく、シーケンスと一緒に波形を定義できます。コード補完やデバッグメッセージなどのエディター機能を使用すると、新規ユーザーでもすばやく簡単にプログラミングできます。
この機能は、時間のかかる波形アップロード回数を減らし、正弦波のキャリア信号を使用する場合の操作をシンプルにします。これは、振幅変調によって波形のプログラムから、キャリア信号が分離されることにより可能となります。キャリア信号パラメータ (周波数、位相、振幅、オフセット) は、マウスクリック数回で調整できます。
このレジスタを使うとパターン生成の柔軟性を高めることが出来ます。ディレイとして、特定の波形を選択するためのキーとして、またはDIO値を出力するためにも使用できます。これらは、ユーザインターフェイスから手動で変更したり、スイープを実行することもできます。
はい。"if"ステートメントを使用して、シーケンス分岐を組み込むことができます。
一般的な波形 (Blackman、Gauss、chirp、sine、square、sinc、DRAGなど) はすぐに生成できます。また、波形を加算、乗算、分割/連結、スケーリングしたり、ループ反復を使用して体系的な一連の波形を生成することもできます。CSVファイルを基 にした外部波形も簡単にインポートできます。
UHF-MODオプションとは異なり、UHF-AWGオプションはAM/FM復調を使用できないため、完全に置き換えることはできません。UHF-AWGは振幅変調信号を生成できますが、正弦波変調にはUHF-MODオプションの方が適しています。UHF-MODオプションでは、高調波周波数を含む外部参照信号のの周波数にロックして、位相コヒーレント加算と減算が可能です。
ロックイン検出はUHF-AWGオプションを装着しても変わりませんが、ロックイン正弦波発生器はUHF-AWGオプションと同じ信号出力を利用します。そのため、2つを並行して使用することはできません。ただし、UHF-AWGの出力は簡単にロックインアンプの参照信号として位相ロックできます。
AWGを共通の内部参照発振器と同期させることで、AWGをUHFLIに同期させることができます。これを実現するには2つの方法があります。1つは、振幅変調モードでその発振器信号をAWGキャリア信号として使用する方法です。もう1つは、発振器の位相によってAWGをトリガーし、AWGの繰り返しレートをロックイン周波数に同期させる方法です。
AWGとボックスカーアベレージャは、共通の内部参照発振器と同期させることで同期させることができます。また、AWGを発振器位相でトリガーすることができ、AWGの繰り返しレートをボックスカーアベレジャの平均周波数と同期させることができます。
MATLAB®, LabVIEW™, Python, Cのソフトを使ってカスタマイズした環境では、LabOne APIを使って簡単に統合できます。また、LabOneのコマンドログ機能を使うと、特定の機器設定に必要なAPIコマンドを見つけるのが容易になります。
UHF-AWGオプションは、出力信号のすべてのサンプルを制御します。信号の形状を正確に制御する必要がある場合や、複雑なパルスのシーケンスが必要な場合に適したツールです。ノコギリ波やパルスバーストなどの標準的な信号を発生させるには、ファンクションジェネレータの方が優れています。よりシンプルなユーザーインターフェイス、波形を時間的に拡大縮小した周波数を変更など多くのメリットがあります。
いいえ、DDS モードはサポートされていません。