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顧客インタビュー:Scienta Omicron社 Martin Rohmer氏

Martinさん、こんにちは。Scienta Omicron社は最近ドレスデンで開催されたDPG meetingで4種類の新製品を発表しました。このことについて、お話を聞かせください。

はい、私たちは新しいスキャンプローブ顕微鏡(SPM)3つ、新しいSPMコントローラを1つ発表しました。

まず初めに、第3世代の低温STMを発表しました。これは5 Kより低い温度で非常に低いドリフトと高い安定性という理想的性能を提供しています。スペクトル分解能は飛躍的に向上し、QPlus AFMを搭載しています。

2つ目は、無限の測定時間と10 Kから400 K間での便利な冷却性能をもつ、低温液体を使わない新しいFermi DryCoolTM SPMです。ユーザーは、Fermi DryCoolTMを搭載した、QPlus AFMとSTMを実行できます。

3つ目の新しいSPMは、より高度な画像生成とT = 1.4 Kより低温での分光法のためのTESLA JT SPM、Joule-Thompson低温冷却顕微鏡です。STMとQPlus AFM測定はBZ = 3 Tまでの磁場で測定できます。

加えて、新しいMatrix 4 SPMコントローラを発表し、これにはZurich Instruments製のAFM PLLを使用しています。

どの時点で自社での開発に代えて、Zurich Instrumentsの技術との統合を考えはじめましたか?

およそ2年前にMFLIロックインアンプが登場した時、ちょうど私たちは新しいQPlus解決策を模索していました。私たちはすぐに、非常に少ない労力で目標に到達できる可能性に気が付きました。素晴らしいノイズ性能と5 MHzまでの周波数域が、これまでの高周波製品に比べて私たちの要求に非常に適していたのです。さらに、アナログとデジタルのインターフェース技術が当初からの主な検討課題でした。最適なデジタル信号処理と最適なQPlus顕微鏡の組み合わせは、私たちの顧客に完全に合致しました。

Zurich Instrumentsでは、MFLIをサブシステムとして統合できるよう設計しました。装置には物理的なボタンは搭載せず多くのDIOを追加したことで、豊富なAPIを提供します。これらの機能は、今注目のSPMコントローラの開発に役立ちましたか?

まず初めに、アナログインターフェースのための4つのAUX出力により、MFLIは数分以内に統合セットアップ出来ます。このことで、様々なアプリケーションモードを使い、性能に対する多くの初期試験を行うことができました。MF-MDマルチ復調オプションMF-PIDクワッドPID/PLLオプションを使えば、私たちのほとんどのアプリケーションモードがサポートされているとわかりました。

しかし、完全統合に向けたこの重要な証明から、さらに長い道のりが待っていました。最も重要なステップは特に測定データのデジタルドメインへの直接の取り込みと、我々の定評のあるSPMコントロールによる完全自動測定の達成のためのソフトウェアの統合でした。最近のリリースでは、SPM走査実験でのプローブ振動を周波数共鳴を見つける内臓のルーティーンを使って設定し、全体のパラメータを設定することで、高感度と信頼性のある測定を手に入れることができます。高度なユーザーは、プロセス全てのステップをそれぞれに合わせて調整することができ、全てのコントロールパラメータをご利用いただけます。望まない破損からチップ先端を保護するために、Zurich Instrumentsのハードウェアと顕微鏡を制御する我々のMatrixハードウェアとの間に特別な高速通信を組み込みました。この高速で信頼性のあるチップ先端保護により、望まない補正やプローブの破損を最小限に抑えます。

このようなプロジェクトの間、多数の課題が立ちはだかり、これは2社の強力な協力体制なしには立ち向かうことができませんでした。Zurich Instrumentsとの作業を通し、技術面とビジネス面の両方で高い成果を得て素晴らしい体験ができました。

最近のSPMコントローラの発展は、既存の顧客に対し、どのような利益をもたらすのでしょうか?

私たちには顧客に対し、長きに渡る製品寿命サイクルを通じて、ソフトウェアとハードウェアの更新を提供するという大きな義務があります。現在のところ、私たちはMatrixハードウェア・バージョンに関しては技術的にアップグレード可能であるとみています。今言えることは、2年以内に発売されたすべてのMatrixバージョンはアップグレード可能です。

新しいMatrix 4 SPMコントローラに対する市場からのフィードバックはいかがでしたか?

DPG meetingでの最初の反応は、とても勇気づけられるものでした。最初のMatrix 4 SPMコントローラが、第三世代のLT STMのお客様へFermi DryCoolTMとともにもうすぐお届けできることは喜ばしいことです。これらの組み合わせが今日の市場で最も可能性のある解決策となると、確信しています。

ご見解、ありがとうございました。私たちはこのコラボレーションをとても光栄に思います。新しいMatrix 4 SPMコントローラを基にした、たくさんの先端的な発表を楽しみにしております。

Martin Rohmer

Martin Rohmer氏はScienta Omicron社でSPM事業部門を率いています。

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