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走査型プローブ顕微鏡の概要

走査型プローブ顕微鏡(SPM)は、使用環境(雰囲気、液体又は真空)、測定対象である力の種類(短距離又は長距離)、方式(機械、電気、磁気、光学等)により様々な種類があります。SPMは、高解像度のイメージングツールとして確立されています。SPMは、ナノテクノロジーやナノオプティクス分野の学際的プロジェクトで多く使用されており、単一原子、単一分子、量子ドットなどのナノオブジェクトの移動や操作に使用することができます。

Zurich Instrumentsは、SPMの装置開発、特に新しい動作モード、新しいセンサー、高速リアルタイムデータ取得とフィードバックループに関連する問題に重点的に取り組んでいます。Zurich Instrumentsは、DCから600 MHzまでの周波数をカバーする装置群により、SPMのエキスパートたちが時間領域および周波数領域のデータ解析を行い、探針とサンプルの複雑な相互作用を捉え、制御できるようお手伝いしています。

下の表に示すように、各装置には、お客様のニーズに応じてSPM装置を拡張できるようなオプションが用意されています。例えば、複雑になった実験に合わせて、複数の装置を同期させることも可能です。

Zurich Instrumentsは、Scienta OmicronとUHV-SPMシステム統合ソリューション、Bruker Anasys Instrumentsと原子間力顕微鏡赤外分光(AFM-IR)統合ソリューションを提供しており、また、各社の信号アクセスモジュール(SAM)を使って、簡単なアナログおよびDIOインターフェースにより、ほとんどのサードパーティ製顕微鏡との接続が可能です。ロックインアンプとPIDループによって内部で生成されたすべてのデータは、データ収集(DAQ)モジュールを用いて、複数の画像またはトリガーデータストリームの形で取り込むことができます。4つのAUXアナログ出力は、すべての装置で利用可能で、顕微鏡への簡単で便利なインターフェイスとして使用できます。

SPM Overview

SPMにZurich Instrumentsの装置を使用する3つの理由

  • 既存のSPMプラットフォームで、お客様のご希望のSPMモードを実装し、新しい装置を開発することができます。
  • お客様の仕様に合わせた最適なシステム構成で、最高のS/N比と高速応答を保証します。
  • 時間領域と周波数領域の豊富な解析ツールとデータ収集ツールにより、あらゆるパラメータ領域を探究することができます。

 

装置 MFLI HF2LI UHFLI
周波数範囲
サンプリング・レート
DC〜5 MHz
60 MSa/s
DC - 50 MHz
210 MSa/s
DC - 600 MHz
1.8 GSa/s
最適なモード
  • ビッグデータ解析
  • バンド・エキサイテーション
  • 電気的ポンプ・プローブ
  • 時間分解実験
  • 高速AFM
ハイライト
  • 5 MHz以下において最高の感度
  • スレッシュ・ユニット(プローブ保護に使用)
  • 高精度なインピーダンス測定機能
  • 垂直・水平方向の同時検出
  • 2つの独立した作動スキームの制御
  • 複数のダイレクトサイドバンド分析
  • 最高水準のデータ転送速度
  • 最速の復調速度
  • 時間領域解析と組み合わせた任意の駆動スキーム
SPMの関連に使用されるオプション
ソフトウェアとAPI LabOne®ソフトウェアとPython、C、MATLAB®、LabVIEW™、.NET用のAPIはすべてのプラットフォームで利用可能

SPMアプリケーションのページでは、上記で説明したいくつかのモードについてご覧いただけます。また、お客様のアプリケーションや適応の要件については、弊社までお問い合わせください。また、SPMに関連した当社製品のリモートデモもお受けします。

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